RIZAPグループ 劇的V字回復で爆益!?自社株買い&復配の裏側とは

投資・企業決算

みなさん、大変ご無沙汰しております! 元プライム上場経理マネージャー、今は地方に住みながら投資をしているエクスです。

長らくブログの更新をお休みしていましたが、2026年5月の決算シーズン、あまりにも面白い決算発表が飛び込んできたので、居ても立っても居られずブログを再開しました!

これからも「元プライム上場経理マネージャーが決算を噛み砕きます(ガブガブ)」の精神で、経理の目線から決算の見どころを分かりやすくお伝えしていきますので、よろしくお願いします!

さて、ブログ再開の第1弾となる今回のターゲットはこちら!

今回のターゲットは「RIZAPグループ(2928)」

投資を始めるなら、企業決算を実務で作っていた経理の目線で見てみよう。 今回は、あの「結果にコミットする」でおなじみのRIZAPグループです。

最近は、コンビニジムの「chocoZAP(チョコザップ)」で街中を席巻していますよね。実はこのRIZAPグループ、直近の2026年3月期決算でとんでもないV字回復を見せ、株式市場をザワつかせているんです。

早速、経理の目線で決算書を噛み砕いていきましょう!

chocoZAP効果でついに「収穫期」へ!爆益決算の中身

まずは一番気になる業績から見ていきましょう。 2026年3月期の連結決算は、まさに「爆益」と呼ぶにふさわしい内容でした。

  • 売上収益:1,672億5,700万円
  • 営業利益:110億8,600万円(なんと前期比で約6倍!)

引用リンク:RIZAPグループ IR情報(決算短信など)

前期比約6倍の営業利益って、普通じゃなかなかお目にかかれません。この劇的な利益増の背景にあるのが、皆さんご存知の「chocoZAP」事業の成功です。

経理目線で見る!「先行投資」から「利益回収」への鮮やかな転換

経理の目線でこの決算を見ると、企業のビジネスモデルが「先行投資フェーズ」から「利益回収(収穫)フェーズ」へ見事に転換した瞬間であることが分かります。

chocoZAPのような店舗型ビジネスは、最初に大きなお金がかかります。 店舗を借りる敷金、内装工事費、トレーニングマシンの購入費用などですね。経理的には、これらは「減価償却費」などの固定費として、毎月の重いコストになってのしかかってきます。

そのため、事業を始めた当初は「売上 < コスト」となり、赤字を掘る時期(先行投資フェーズ)がどうしても続きます。chocoZAPが一気に店舗を増やしていた時期、RIZAPの業績が苦しかったのはこのためです。

しかし! 会員数が増え、各店舗の売上が損益分岐点(売上とコストがトントンになる点)を超えると、そこから先に入ってくる売上は、変動費が少ないためそのままごっそり「利益」に直結します。

これが今期のRIZAPで起きている「利益回収フェーズ」への突入です。 固定費の壁を越えたことで、凄まじい利益が生み出される体質に生まれ変わったわけですね。経理マンとしては、この「損益分岐点を超えたあとの利益の伸び方」は見ていて非常に気持ちが良いです(笑)。

投資家歓喜の「二刀流還元」!復配と自社株買い

利益が出た企業が次にどう動くか。ここも経理・財務の見せ所です。 RIZAPは今回、稼ぎ出した利益をただ貯め込むのではなく、投資家に向けて強力なメッセージを出しました。

それが「復配」「大規模な自社株買い」の二刀流です。

  1. 待望の復配(配当の復活) 1株あたり0.67円の配当を実施することが発表されました。「収益力が向上し、強固な収益基盤が再構築された」という会社からの自信の表れですね。
  2. 最大26億円の自社株買い 発行済株式総数の1.84%にあたる最大26億円の自社株買いを発表しました。

引用リンク:「業績爆発」×「還元強化」の波に乗る―――RIZAPなど3月末決算の注目3銘柄(株探ニュース)

経理目線で言うと、自社株買いは市場に出回っている株数を減らすため、1株あたりの価値(EPS)を押し上げ、資本効率(ROE)を良くする効果があります。会社側が「今の株価はまだ割安だ」と考えている強力なサインでもあります。

稼いだキャッシュをしっかり株主に還元する姿勢を見せたことで、市場からの評価はさらに高まっています。

まとめ:今後のRIZAPはどうなる?

今回のRIZAPグループの決算は、「大胆な先行投資による痛みを乗り越え、ついに美味しい果実を収穫し始めた」という非常に美しいストーリーを描いていました。

今後の注目ポイントは、このchocoZAPの勢いがどこまで続くか、そして集まった会員基盤を使ってさらに新しいビジネス(クロスセルなど)をどう展開していくかですね。

一時のダイエットブームの企業から、継続的に安定収入を生み出すサブスク企業へと変貌を遂げたRIZAPグループ。今後の決算からも目が離せません!

いかがでしたでしょうか? 久しぶりの更新でしたが、少しでも皆さんの投資の参考になれば幸いです。

それではまた次回、決算資料をガブガブ噛み砕いていきますのでお楽しみに! エクスでした。

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